10/10回・欧米の住宅の資産価値
欧米や、日本よりもはるかにGNPの低い国の人々が、豊かな生活を送っています。何故でしょうか。住宅が減価しない恒久的な資産として、確実にストックされているからです。現に数世紀も前に建てられた住宅が普通に存在し、立派に使用されています。そればかりか、長く住まわれているほど深みや味わいが受け継がれて伝統の住まいとなっていて、古い歴史ある住宅ほど高く取引されています。
同じく米国でも、健全な住宅管理をしていれば、所有期間内に資産価値が下がるという事はないようです。日本のような減価償却の考え方ではなく、時価推定再建築費の考え方で住宅の評価が行われるからです。労賃の安い時代に造られ、リフォームが繰り返され、手の込んだ仕事が行われた住宅は、当然高く評価されています。さらに、その間のインフレ率を乗じた金額を加算した価格で流通しているので、買った時よりも高く売却できるという背景があります。今、同じ住宅を建てたらいくらになるかという考え方です。
そして、何よりもその時代のライフスタイルに対応できるだけのある程度の大きさがあることも大切です。2020年、各国の持ち家居住面積は日本92,5、米国176,6、英国147,7、フランス119,5㎡です。日本でも100年、200年耐久している古民家では165㎡(50坪)以上が普通です。